含油軸受

ファンモータ用焼結含油軸受

開発背景

テレビ、パソコン、ゲーム機等の電子機器は、高機能化による発熱の増加とコンパクト化による放熱の悪化の為、冷却用ファンモータの重要性が増しています。需要の大幅な増加に伴って長寿命で静粛性に優れ、かつ低コストの焼結含油軸受を開発しました。

特長

軸受材質【 LPP 】

非鉄成分を減量し、改良を行うことによって信頼性を確保しながらコスト低減を図りました。

1.微細な空孔を持つ原料を使用し、通気性を低めにコントロールすることで摺動性能を向上。
2.添加成分の亜鉛が酸化皮膜を形成して鉄部分を覆う為、鉄系材質でありながら耐食性が良好。
3.通常よりも低温で焼結し、硬さを低減させることで摺動する軸材への攻撃性を抑制。

含浸油【 PSL-2】

長寿命を実現する為には、材質と共に含浸油の高性能化を図りました。

1.蒸発特性
蒸発による含浸油の消費は短寿命に繋がるので高温における蒸発損失を抑えました。
(高粘度にすると蒸発特性は向上しますが、軸ロスが増加する為、低粘度且つ低蒸発の含浸油を開発しました。)
2.熱安定性
熱による酸化劣化を抑えることにより、軸受機能を損なうスラッジの発生や含浸油の消費を減少させました。
3.低温特性
低温における粘度上昇を抑えることにより軸ロスやノイズを低減させました。
4.耐樹脂,耐ゴム
樹脂、ゴムに対しての安定性を確保しました。

安価・長寿命・静粛性を追求したファンモータ用焼結含油軸受

材料費を低減し、40℃雰囲気換算で10万時間という長寿命化を達成しました。
従来ボールベアリングが使用されていた仕様でも、焼結含油軸受の使用が可能となり、音響寿命の改善も達成しました。

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